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温泉統計

「2015年度第2回温泉まちづくり研究会」を開催しました(12月1日)



2015年12月1日(火)、公益財団法人日本交通公社会議室で、2015年度第2回温泉まちづくり研究会が開催されました。概要は以下の通りです。


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開会の挨拶 

 大西雅之氏(温泉まちづくり研究会 代表)

 金井啓修(温泉まちづくり研究会 副代表)


第一部 温泉地と災害を考える

 はじめに:梅川智也(温泉まちづくり研究会 事務局長)

 企画主旨堀木美告(温泉まちづくり研究会 事務局次長)

基調講演:日本の温泉地と火山活動の現状と予測

  ~「大地変動の時代」における火山の恵みと災害への備え

    講師 京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授 

    総合人間学部 教授 鎌田浩毅

 

第二部 火山と向き合う温泉地の現場から 

 話題提供Ⅰ:草津町の火山防災の取り組みについて

       講師 草津町長 黒岩信忠氏

 話題提供Ⅱ:大涌谷周辺火山活動における現状について

       講師 (一財)箱根町観光協会 専務理事 高橋始氏

 

ディスカッション

特別ゲスト いわき湯本温泉 古滝屋        里見喜生氏

      いわき湯本温泉旅館協同組合 理事長  小井戸英典氏

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 今回の研究会のテーマは「温泉地と災害を考える」。研究会には7つの会員温泉地の皆さんのほかオブザーバーなど約50人が参加され、会場は文字通りの満員状態に。このテーマに対する皆さんの関心の高さが伺われました。

 

 最初の講師は京都大学で火山学を研究する鎌田浩毅教授です。研究会の開催直前にテレビ番組「情熱大陸」にも出演し、火山学の書籍だけでなく時間活用術などのビジネス書も数多く発行されるなど、ユニークな活動で注目を集めています。

 鎌田先生は現在の日本は大地変動の時代に入っており、3.11の東日本大震災以降、日本各地の火山活動が活発になっていると指摘。「そういう時だからこそ、温泉地や温泉旅館はピンチをチャンスに」として、温泉の成り立ちと火山活動は密接な関係にあることから、温泉地や温泉旅館は自分の地域にある火山の成り立ちや活動にもっと興味を持ち、正しい情報をまずコアなリピーターに伝えることを提案しました。「温泉に来れば火山について勉強できる」というのは、これからの付加価値になり得るとのお話でした。

 2015-2kaijo.JPG        2015-2kamata.JPG

 続いては草津町の黒岩信忠町長から昨年6月、草津白根山の噴火警戒レベルがレベル1から2に上がった際の町や群馬県の対応についてのお話がありました。また、東京工業大学が50年前から観測所を設置し、ライブカメラで24時間火口内部が見られるなど通常時の草津白根山の監視態勢などについても、具体的な説明がありました。

 「火山に何か異変があった場合、最終的な決断を下すのは気象庁ではなく首長でなければならない」という言葉に、ひときわ重みが感じられました。

 2015-2kuroiwa.JPG

 3人目の講師は、箱根町観光協会の高橋始専務理事です。神奈川県箱根町も今年5月のゴールデンウィーク中に大涌谷周辺の火山活動が活発化し、噴火警戒レベルがレベル1から2に、さらに6月にはレベル3に引き上げられました。

2015-2takahashi.JPG

 約半年を経て、11月にレベル1に引き下げられましたが、この間に行われた行政的な措置、観光業や町民生活への影響、観光客の反応などについて、さまざまな角度から詳細かつ具体的なお話がありました。

 

 最後に会員温泉地の皆さんも交えて、災害に対する対応などについてディスカッションが行われました。

 特別ゲストのいわき湯本温泉の古滝屋ご主人の里見喜生氏といわき湯本温泉旅館協同組合の小井戸英典氏理事長からは、東日本大震災発生時のいわき市やいわき湯本温泉の状況について、リアルで臨場感のあるお話も聞くことができました。

 非常に盛りだくさんの内容でしたが、会場からは終始、講師に対する質問が活発に投げかけられ、会員から「この時期にこうしたテーマを取り上げたことは大きな意義がある」という感想も聞かれました。






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